開発事例 Cases
イメージセンサー制御開発

デジタルカメラにおける主要部品であるイメージセンサーの制御を行なっています。
同期信号(VD/HD)制御、ローリングシャッター設定、感度(SV)に応じたゲイン設定などの露出制御、欠陥画素補正といった機能の対応をおこなっています。
また、デジタル一眼レフにおけるファインダー撮影時の測光センサー制御などの対応実績もあります。
評価試験では、オシロスコープを使用してフレームレート測定や各種制御信号タイミングの確認やビューワを使ってのBV値測定等も行なっています。
撮影制御開発

撮影者が表現したいものを、より正確に写真として記録することを実現するために、撮影制御開発では、高速/高精度でのハードウェア制御を行っています。
シャッターボタンを押してから実際に露光が始まるまで、1/100秒以下の時間内で、絞り、防振、フォーカス、フラッシュのハードウェア制御を行い、設定されたシャッタースピードで撮影するために、1/20000秒以下の精度で制御しています。
シャッターボタンを押してからシャッターが切れるまでの時間は短く(レリーズタイムラグ)、バラつきが出ないようにする必要があります。
そのため、ハードウェアの動作の最適化、割り込みや各種タスクの厳密な管理、CPUやメモリリソースの最適化等、専門的な技術を要する分野です。
画像処理開発

イメージセンサーから出力されるBayerデータを取り込み、各種画像サイズ(静止画・動画)への変換、Bayer配列からYCbCrフォーマットへの変換、各種ノイズ低減処理、HDR/多重露光等の画像合成から各種画像効果処理、RAW/JPEG記録まで、撮影画像に対する様々なデジタル処理を専用ASICのマクロ機能を使い制御することで、クオリティの高い画像出力を実現する対応を行なっています。
動画記録処理開発

近年の動画撮影は、4K/8Kといった高画質での記録が求められております。要求を満たすためには、H.265といった高圧縮が可能なエンコーダ制御、フレームレート制御、バッファリングの仕方を工夫したメディアへの書き込み処理などノウハウを必要とする開発実績がございます。
また、タイプラプス、シームレス,、PinP、マルチカメラ記録などの多様な動画記録の対応実績があります。